今回はトイレタンクの密結パッキンを交換します。
トイレタンクの密結パッキンとは
トイレタンクと便器の接続部には密結パッキンが入っています。
トイレタンクのレバーを引くとタンク内の水は便器に一気に流れ込みます。
密結パッキンが入っていないと接続部から水が漏れてしまいます。
こちらはトイレタンクを取り外した時の便器の画像です。
真ん中の丸い穴にトイレタンクからの水が流れ込むようになります。

メーカーによっては密結パッキンを使用していないトイレもあります。
リクシル、イナックスのトイレタンクでは密結パッキンを使わずにディストリビューターという部品でトイレタンクと便器の接続部に使われています。
ただし、リクシル、イナックスのトイレであっても全てがディストリビューターというわけではなく密結パッキンを使用しているタイプのトイレもあります。
密結パッキンはトイレタンクから便器への流入部から周囲への水漏れを防ぐためのパッキンです。
密結パッキンからの水漏れ
トイレを流すとタンクと便器の接続部から水が溢れ出てくる、タンクの下からポタポタを水が漏れるなどの症状が起きたときには密結パッキンの劣化が疑われます。
密結パッキンは名前の通りパッキンなのでゴム製品です。
ゴム製品は新しいうちは弾力性があり丈夫ですが、年数が経つと弾力性が失われて劣化し、ヒビ割れてしまいます。
トイレタンクと便器の接続部は動くようなことがない部分なので、密結パッキンは時間をかけて素材自体が劣化してゆきます。
密結パッキンが水漏れを起こすほど劣化する時間は、通常20年~30年程度かかります。
今回水漏れが発生したトイレは25年ほど使用していたトイレでした。

トイレタンクを取り外して密結パッキンを確認しました。
パッキンは硬化し、ヒビ割れしている状態でした。
ドライバーで触るとボロボロと崩れ落ちてゆきます。

このような状態では水漏れを防ぐ役割は果たせません。
新しい密結パッキンに交換
密結パッキンのサイズは一般的に内径が38mm、51mmの2種類になっています。
今回は51mmの密結パッキンを使用しました。
新しい密結パッキンと古い密結パッキンを比較してみます。

劣化してボロボロに崩れている古い密結パッキンと違い、新しい密結パッキンは丈夫で弾力があります。

新しい密結パッキンをタンクの下に飛び出ている管の周りにはめ込みトイレタンクを便器に接続して作業は完了になります。
まとめ
20年~30年使用しているトイレの場合、密結パッキンが劣化してトイレタンクと便器の間から水漏れすることがあります。
パッキンなどのゴム製品は劣化することでヒビ割れして崩れていきます。
密結パッキンのサイズは2種類しかないので部品の選定などは容易ですがトイレタンクを取り外す作業は大変です。
密結パッキンが劣化するほどのトイレであれば、トイレタンクに接続されている給水管やタンク内の部品も古くなっています。
そういった部品などに誤った処置をしてしまうと給水管からの水漏れなど別のトラブルが発生することがあります。
できれば別のトラブルに備えて部品・パッキンなどを揃えるか、しっかりと部品を揃えている専門の水道業者に任せる方が無難です。
ご自身で密結パッキンの交換にチャレンジしようという場合にはトイレタンクの取り外し方などを調べてから作業をするようにしましょう。


