今回は洗濯機にホースでつながっている単水栓の交換です。
水または、お湯しか出ない水栓は『単水栓』と呼ばれます。
水とお湯の両方を出すことのできる水栓は『混合水栓』や『混合栓』といいます。
洗濯機の水栓で混合水栓がついていることもありますが、実際には水しか使わないという人も多いですよね。
洗濯機単水栓の交換
交換前の水栓は全体がシルバーの一番汎用性の高い水栓でした。
このタイプの水栓は、屋内でも屋外でも使われています。

壁面に取り付けられていますが、窓枠のすぐ下に付けられているため壁にピッタリではなく窓枠の厚み分取り付け位置を出っ張らせているようです。
取り付ける水栓
洗濯機用として使う場合には洗濯機ホースを繋げるために4カ所のビスを締めるタイプのアダプターを付けなければなりません。
この4本のビスを蛇口の先端につけると多少凹んでしまいます。
洗濯機を新しくして取り付けるときにホースも新しくしますが、凹んだ跡がついた先端にホースを付け直すと水漏れを起こすことがあります。
4本ビスのアダプターを付けなければホースを接続できない水栓ではなく洗濯機用水栓と呼ばれる製品を取り付けるとホースがワンタッチで取り付けられるようになります。
もともと付いていた水栓のようなタイプでスパウトという先端部分の部品が取り外せるタイプがあります。
そのような単水栓であればスパウトだけ交換することができますが、今回の水栓のタイプでは取り外せるタイプではありませんでした。
そのため単水栓本体を洗濯機用の水栓に丸々交換します。

水道器具のメーカーごとで洗濯機用水栓は発売されていますが、今回はTOTOというメーカーのTW11Rという製品を使用します。
洗濯機用水栓は先端が洗濯ホースのアダプターと同じ形状になっています。
また、ハンドルが水を出す位置になっているときにホースが抜けてしまったとしても水が止まるような仕組みになっています。
もともと付いていた水栓と違い90度ハンドルを回しただけで水を出せるので開閉も楽に行えます。
今回は、この洗濯機専用の水栓を取り付けます。
水栓を取り外した後の様子
水栓を外すときには反時計回りに回します。
古い水栓を取り外した画像はこちらです。

水栓が窓枠に干渉しないように2センチほど配管を出っ張らせていることがわかります。
洗濯機単水栓の取り付け
新しい洗濯機単水栓を取り付けていきます。
シールテープを巻く
最初に新しい水栓のネジ山にシールテープを巻きつけていきます。
シールテープは、7周~10周くらい巻き付けます。
12周、13周と巻くこともできますが、あんまりブ厚く巻いてしまうと受け側の方からはみ出てしまいカッコ悪くなってしまいます。
シールテープは、ガスの配管などでも使われていますが、ガスの配管の場合には1~2周程度しか巻きません。
水の圧力、にじみ出てくる力は強いので多めに巻くようにしましょう。

シールテープは、ねじこんでいくタイプの接続部に使用します。
シールテープを巻くネジの形状は先端から根元にいくほどネジ山が広がっていく『テーパーネジ』という形状になっています。
ネジの形状
テーパーネジのシールテープを巻く方を俗に『オネジ』、受け側は『メネジ』と呼びます。

テーパーネジにシールテープを巻いて受けのメネジ側にねじこんでいくと、だんだん隙間が狭くなってシールテープがしっかりと隙間を埋めます。
水道の器具の接続にはパッキンを使う箇所もあります。
パッキンを使うところは、シールテープを使うべきところと全くネジの形状が違います。

パッキンを使うネジの形状は先端から根元までネジが広がることはありません。
横にして見るとネジ山が平行に見えるので『平行ネジ』と呼ばれます。
平行ネジの受け側は袋ナットといって平行ネジを包み込むような作りになっています。

平行ネジと袋ナットの間にパッキンを挟んで袋ナット側を回して締め付けます。
シールテープを使うのかパッキンを使うのかの判断はネジの形状によって変わります。
シールテープはパッキンの代用品ではないということを覚えておきましょう。
水栓取り付け後の様子
シールテープを巻いた洗濯機単水栓のオネジを壁のメネジ側に時計回しに回してねじこんでいきます。
特殊な場合を除いてネジを締める場合には時計回し、はずしていくときは反時計回しになります。
水栓を取り付けて仕上がった様子はこちらです。

4本ビスを締めてアダプターをつける必要がないので、最後に洗濯機ホースをワンタッチで付けて完成です。
まとめ
洗濯機用の水栓は洗濯機のホースを取り付けるために4本ビスでアダプターを取り付けます。
ただし、洗濯機用の水栓に丸々交換すると水栓の先端がアダプターと形が同じなのでワンタッチで洗濯機ホースを取り付けることができます。
壁についている水栓を交換する多くの場合、壁内の配管との接続にはテーパーネジが使われています。
テーパーネジの場合には、オネジ側にシールテープを巻いてメネジに締めこんでいきます。
テーパーネジから部品をとりはずすときには反時計回し、取り付けていくときには時計回しで締めこんでいきます。
洗濯機専用の単水栓であればホースが外れたときのために緊急止水弁という水を止める安全装置がついています。
また、ハンドルを90度回すだけで水の開閉ができるなど利点は多いので水栓本体が古い場合には丸々交換してみましょう。
